2021年度 修了式

 

3月17日(木)コウブンインターナショナルの留学生9人が修了式を迎えました。


 2019年冬から2020年にかけてコロナウィルスの感染者が増え始め、その年の終わりごろに状況が落ち着いてきて、規制が緩くなってきたときに入国できたのがこの9人でした。その後、また世界中で爆発的に増え始めまた来航が制限されてしまいました。イベントがほとんどできなかったり、アルバイト先が休業になってしまったり、日本語能力試験が中止になったりと、いままでは体験させてあげられていたこと、できていたことができなくなってしまい、私たち教員にとっても留学生にとっても苦しい1年でした。新入生が入ってきて自分たちが先輩になって後輩をリードしていくということも、経験できませんでした。学校の内外でもいろいろな体験をしてほしいと願いつつも、緊急事態宣言によりあまり遠くへ行かないように指導したりと、もどかしい時間を過ごしました。それはどの学校でも同じだと思います。
 
 こんな時期だからこそできたことといえば、進学やアパート探しの手続きがオンラインでできるようになったことです。いままでは、オープンキャンパスなど現地の学校に行くのが当たり前でしたが、オンラインでできるようになったことでより気軽に参加することができました。学校で学生と一緒に説明を聞くことで、学生の意識も垣間見ることができました。もちろん、実際に行って見て体験すること以上の学びはないと思いますが、現地の学校まで行く時間やお金に制限されないのは素晴らしいことだと思いました。それぞれの専門学校の先生方の親切なサポートにも感謝します。

 学生たちは苦しい状況でありながらもここでの勉強を終え、それぞれの未来へ向かっていきます。私たち教員は修了生みなさんの活躍を祈っています!